社団法人
兵庫県鍼灸師会 灘支部 大坪 晃
灘支部では社団法人兵庫県鍼灸師会による
阪神大震災被災者へのボランティア活動を模範にして、その後継続して有志の会員が月1回(第3水曜日)に、
神戸市内に数多くある「子育てリフレッシュステイ実施施設」の一つである社会福祉法人「信愛学園」を訪ね、ボランティア活動を約10年にわたって実施してきています。
同園は
東灘区の石屋川沿いの閑静な環境良好の地にあります。ここでは学齢前の
子供から18歳未満の児童が寝食を共にしており、多くの職員の方がそのお世話をしております。
ボランティア活動の内容は、子供達には小児鍼による
健康保持増進の治療を主目的とし、ときには子供達と語り合って精神的なケアの一助にもなればと積極的に接触しております。
また、子供達の世話での
腰痛や
肩こりでお悩みの職員の希望者には鍼治療を行い、間接的ながら子供達の世話の助力になればと実施しております。
当日は、会員の有志の先生と
兵庫鍼灸専門学校の学生が参加していました。子供達は先生方にすっかり馴染んでおり、中には小児鍼を自分の手にとって使っている子供も降りました。また、学生が持参した
聴診器を貸してもらって自分の心臓の鼓動を聞き、和気藹々と遊ぶ子供もおりました。されに、希望する職員への治療も丁寧に行われ、学生対置も
研修をかねて患者さんの体表を触れる体験もしておりました。
学園側の対応を見て感じたのは、このボランティア活動が自然体で受け入れられているということです。遅れていった私への対応、活動後のお茶の接待、写真を撮っているときに自ら進んでシャッターを押してくださった職員の方の態度等々・・・から強く感じられました。このように自然体で行われる活動こそ、真のボランティア活動であろうと、我支部でのことながら強く実感した次第であります。そして、一人でも多くの県民の皆さんに鍼灸の効果を知っていただくこのような活動を各支部でも大いに展開されることを願っております。
社団法人兵庫県鍼灸師会 会誌2005年9月号より